ダイアリー
2006年01月30日
珍道中(5)
おじいさんがバスを降り、ホッとしたところ、隣の若い女性がタイ語で話かけてくれました。
「どこに行くの?」と聞いてくれているのでしょう。
わたしは英単語を並べますが通じません。前の座席の青年が少し英語がわかるようで、一生懸命話してくれますがわたしの英語力の無さのせいで会話になりません。皆さん穏やかな笑顔で接してくれますが困った!という表情です。
またまたガイドブックを取り出し、「ここに行きたい」と示しました。バス中の人が見知らぬ旅行者のために話し合ってくれています。
「そこへは近くのバス停で降りて、トゥクトゥクに乗って行ける。」という事を身振り手振りで教えてくれました。わたしは大きく頷き理解できた事を伝えました。が、まだ皆の協議は続いています。ドライバーさんも参加しています。
すると、隣の女性が「このバスがあなたをそこまで連れて行きます」とジェスチャーでいっているではあーりませんか。
「とんでもない!!親切にして頂いたうえ、そこまで甘えられません!!」・・・と日本語で言いつつ手と頭をブンブン振りました。
皆はニコニコして「いいの。いいの。」と言っているようです。ドライバーさんもバックミラー越しに笑顔で頷いてくれています。わたしは頭を下げながら「カップンカー。サンキュー。」を繰り返していました。
やがてわたしの目的の遺跡に着きました。皆さんに深々と頭を下げ、心を込めて手を合わせてお礼を伝えました。皆笑顔でバスの窓から手を振ってくれています。合わせた手はバスが見えなくなるまで離す気にはなれませんでした。
まぬけな旅行者の珍道中。きっと一生忘れない出来事でしょう。・・・タイの皆さんありがとうございました。
おわり
投稿者 tama : 2006年01月30日 14:07